綾小路ss。 【よう実SSを読む方法も】2年生編1巻人物別の反応まとめ

『ようこそ実力至上主義の教室へ』の主人公・綾小路の正体と実力をまとめてみた

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月曜の朝、寮から学校へと向かう途中で偶然にも堀北に会った。 どことなく憑き物が落ちたような顔をしている。 体育祭ではオレの予想通り、龍園に色濃い敗北を刻み込まれたらしい。 だが今後は須藤たちと協力していくことでより成長できるだろう。 なんとなく距離を詰めて一緒に歩く。 「週末、あなたの言っていたことを考えていたのだけれど」 反応が返ってくることは期待していなかったが、声を掛けられた。 「ん?」 「『もう隠す必要は無いからな』、そう言っていたじゃない」 ああ、その件か。 「あれはつまり、今後は表立って私に協力する忠実な下僕になるという解釈で合っているわよね」 「下僕て」 あいにくだがそんなつもりは一切ない。 それにこれからは完全に他人同士だ。 まあ、オレの方からあえて交遊を絶つつもりはないが、堀北の方から自然に離れていくことになるだろう。 そうこう話している内に校舎へと入る。 廊下からDクラスの教室を窺うと、既に数人の生徒がいた。 オレは今まで自分の座っていた席を確認する。 机と椅子は撤去されていた。 それを確認し、オレは職員室へと足を伸ばす。 「ちょっと、どこへ行くの?」 「職員室だ。 用事を思い出してな」 「ふうん?」 歩き出すと、ポケットに入れていた端末が震えた。 同時に校舎のあちこちから一斉に振動が鳴り響く。 堀北も同じだったようで、端末を起動して画面を操作していた。 「え……? これって……」 堀北の戸惑う声を背にして急ぎ足でその場を去る。 オレも同じように確認すると、学校側から一通のメールが届いていた。 オレがAクラスへと移動することになった旨が記載されている。 公開処刑されている気分だったが、茶柱先生の言うことが本当ならこの移動は滅多にあることじゃない。 これはどちらかというと学年に混乱が生じないようにする配慮の類だろう。 職員室では、好奇の目でオレを見る職員たちに出迎えられた。 Aクラスの担任である真嶋先生を見つける。 「君のことは茶柱先生から聞いている。 ひとまずは素直におめでとう、と言っておこう。 この学校始まって以来の快挙だ」 「どうも」 「これからは私が担任となるが、Aクラスになっても基本的にやることは変わりない。 授業の進度はクラスで差が出ないように調整されている。 君の端末は学校側で操作し、既にAクラスの生徒用のものとなった。 他に確認したい点は?」 少しだけ考え込むが、今は思い浮かばない。 「特には」 「結構。 ホームルームの際に軽く自己紹介をしてもらうが、構わないな?」 オレは快く頷いた。 だが、自己紹介か……。 四月の苦い思い出が蘇る。 二の轍は踏まないようにしないとな。 人間は学習することの出来る生き物なのだ。 「えー……えっと、綾小路清隆です。 その、えー……得意なことは特にありませんが、皆と仲良くなれるよう頑張りますので、えー、よろしくお願いします」 人は失敗を繰り返す生き物であることが証明されてしまった。 だが、入学式の日とは異なり、新しいクラスメイトはオレという存在に興味津々のようだった。 教室を軽く見渡すと、最後列の窓際の席に坂柳が座っていた。 それはそうだろう。 火災などの緊急避難時を仮定するのなら、坂柳がドア付近で生徒をつっかえさせることで生徒同士の押し合いに発展して二次災害が起こりかねない。 必然的に彼女は最も入り口から遠い場所に座ることとなる。 ふと目があったが、坂柳は複雑そうに微笑みながらも胸元で小さく手を振ってくれた。 そしてそんな彼女の席の後ろにぽつんと一つだけ空席があった。 Dクラスから移動させたオレの机だろう。 つまり坂柳の近くで学校生活の大半を過ごせるわけだ。 初日からツイてるな。 内心ガッツポーズをしていると、真嶋先生が提案してきた。 「なにか綾小路に質問がある者は居るか?」 厳しそうな先生だと思っていたが、これはオレを気遣ってのことだろうか。 人は見かけによらないものだな。 「では一つ良いだろうか」 一人の男が手を挙げた。 坂柳と同じくAクラスを率いている生徒、葛城だった。 オレも何度か交流したことはある。 「どうぞ」 「色々と訊きたいことはあるが、それは追々個人的にさせてもらおう。 ……なぜこのタイミングで移動してきた?」 茶柱先生と同じことを尋ねる葛城。 だがオレは表向き用意していた答えを返す。 「より恵まれた環境に身を置きたかったから、だな。 Dクラスが嫌だったわけじゃないが、どうせなら葛城、お前たちと切磋琢磨してみたくなった」 「そうか……」 嘘はついていない。 葛城が押し黙ると、それ以降質問が飛んでくることはなかった。 Aクラスの生徒たちの目にはオレは少々不気味に映っているらしい。 無理もないか。 今までDクラスだった冴えない男子生徒が、体育祭のリレーで生徒会長と好勝負を繰り広げたかと思うと、その週明けにいきなりAクラスへと移動。 客観的に見ればかなり胡散臭いな……。 だが、それはオレの事情を知らないからだ。 最初からオレは坂柳だけを目標に動いている。 疑心暗鬼になるのも結構だが、オレについてあれこれ想像を巡らせても気疲れするだけだ。 「他に質問は無いようだな。 ではホームルームはこれで終了とする」 オレは空いている席に座って荷物を降ろした。 するとさっそく動きがあった。 椅子を反転させ、机越しにオレに向き直る坂柳。 「綾小路くん、でしたか。 Dクラスからの躍進とは驚きです。 ようこそAクラスへ」 「ああ。 これからよろしくな」 周囲の目もある。 初対面のフリをし、互いに踏み込んだ話はしない。 世間話を交わしたが、その中にはいくつか示唆的なワードが含まれていた。 「これからは追い込まれる側」「Dクラスも攻撃対象」「クラスメイトとの協力」……。 その単語や文脈を耳にした際の表情の変化で、相手が何を考えているのかを探る話術の基本的なテクニックだ。 その内容を要約すると、坂柳は暗に『葛城派になるのか、それとも新しい派閥を作るのか?』ということを探ろうとしていたらしい。 自分の派閥にオレが入るだなんてことは想像すらしていないようだ。 まあ、確かに葛城の派閥に入るのも面白そうではある。 葛城は賢い男だ。 その思考が防衛に特化していることで後手に回りがちだが、オレならその隙を無くしてやることもできる。 組んでみたら案外相性が合うかもな。 だが……。 「坂柳、だな」 オレは坂柳の目を見つめて言った。 ほんの少しだけ溜めてから「よろしく」と続ける。 周りからはオレが「坂柳だな、よろしく」と初対面での挨拶を交わしているようにしか見えないはずだが、これは俺が坂柳の派閥に入るという意思表示だ。 坂柳にはその意図がきちんと通じたようで、彼女は眉をひそめた。 そんな表情もまた可愛い。 「せっかくですし、連絡先でも交換しておきませんか?」 今のオレの発言の意図をメールで確認するつもりなのだろう。 「そうだな。 頼む」 周囲が少しだけどよめいた。 前に見かけた坂柳の取り巻きたちが顔を見合わせている。 おそらく坂柳は自分の派閥の人間くらいにしか連絡先を教えていないのだろう。 完全に憶測だがそれほど的外れでもないはずだ。 アドレスに「坂柳有栖」の四文字が追加されたことを確認すると無性に嬉しくなったが、顔には出さない。 「じゃあ、オレはちょっと用があるから」 席を立ち、オレと坂柳のやり取りを目にしていた葛城に「廊下に出ろ」とジェスチャーする。 葛城は大人しく付いてきた。 「綾小路。 お前には本当に驚かされた」 人気のない踊り場まで移動すると、葛城が話し始める。 「体育祭でのリレーといい、今回のクラス移動の件といい。 今まで実力を隠していたのだな」 「実力ってほどでもないが、オレがあんたを騙しているように見えたんだとしたら謝罪しておく」 「その必要はない。 自身の能力を相手に悟らせないこともまた優れた能力だ。 だが、だからこそ疑問がある。 1年生の二学期でその実力を全校生徒に曝け出すような真似をしたのは悪手にしか思えない。 どの道すぐに知れ渡ったことだろうが、こうして学年の全員に通達もされた」 葛城はメールの受信画面を見せてきた。 「そうだな」 「お前には妹の件で感謝もしている。 だが……」 葛城が切り出しにくそうにしていたので助け舟を出してやることにした。 「呼び名があるのかは知らないが、葛城派の派閥にはオレを入れられないって話か?」 「……もしお前がDクラスに居たままならば裏で手を組む道もあったかもしれん」 薄々こうなるだろうとは思っていた。 この男ならオレのような読めない存在を味方に引き入れることは無いだろう、と。 「気にするな。 あんたとは気が合いそうだと思ってたんだ。 友達として三年間よろしく頼む」 「……お前が坂柳に肩入れするのなら、そう気を許せる関係になれるとは思えん」 「そうか? 坂柳はきっとそれを望むはずだ」 「なに?」 オレが坂柳派になったとしても、おそらく坂柳は自分の楽しみのためにオレを敵に回すだろう。 体育祭の放課後、坂柳の見せた好戦的な一面からそのくらいは推測できる。 「今詳しく説明する気は無いが、オレがあんたを攻撃することは無い。 なんなら妨害しない約束を書面にしてもいいが、それは友達同士のやることじゃないしな」 葛城はしばし腕を組んで考えに耽っていたが、ある程度納得はした様子で頷いた。 「分かった。 ではこれからは同じクラスの一員としてよろしく頼む」 二人で教室へ戻ろうとしたが、それを大きな影が阻んだ。 見上げる程に大きな、日本人離れした体格。 Cクラスの山田アルベルトだった。 「よお、葛城に綾小路」 声のした方を見ると、廊下の奥から龍園が歩いてきていた。 他にも石崎や伊吹たちを引き連れている。 伊吹からは執拗に睨まれている気もするが、オレはあいつの前で無能を演じていたからな。 実力を隠していたことが気に食わないんだろう。 龍園はアルベルトを下がらせ、オレたちの前に立ちはだかった。 「無人島ではやってくれたな」 「何のことだ?」 「とぼけたって無駄だぜ。 あの時は鈴音が手を打ったってことも考えたが、この状況を見ればお前が何かしたのは火を見るより明らかだ。 お前のグループは船上試験じゃ高円寺たちより先に脱落するって散々な結果だったが、今になって思うとそれも怪しいもんだ。 お前が仕掛けたんだろ?」 「発想の飛躍が過ぎるな」 「本当にそうか? お前がAクラスに行くための2000万ポイントをどうやって稼いだかは知らないが、それくらいのことはしてなきゃ辻褄があわないのさ」 見かねたのか、葛城は一歩前に出た。 「それで、お前は何をしに来たんだ? 油を売りにきたようにしか見えんが」 「なあに、簡単なことさ。 無人島の試験でお前と結んだ契約は綾小路にも適用されるってことを確認したかっただけだ」 「……おい、その話は」 葛城は慌てて廊下を見渡し、声をひそめて続けた。 「綾小路はあの契約時Aクラスに居なかった。 署名もしていない。 対象外だと思うが?」 「なに寝ぼけてやがる。 契約の内容は『Aクラスの生徒一人につき毎月2万プライベートポイント』だろうが。 生徒が増えたら当然支払うポイントも増える。 ゴネても無駄だ。 甘んじて受け入れるんだな」 なるほど、大体のことは読み込めた。 無人島でAクラスがCクラスと組んでいたことは知っていたが、その内容は謎のままだった。 Cクラスが限度いっぱいの300ポイントで購入した各種用品をAクラスに渡す代わり、AクラスはCクラスにプライベートポイントを渡す。 おそらくそういう契約が結ばれたのだろう。 あの時CクラスがAクラスに対して切ることのできた手札はそれしかない。 龍園はオレに向き直った。 「お前はそれなりに骨がありそうだ。 クク、坂柳は最後に回すとして、まずはお前から潰すことにするか」 「どうしようとお前の勝手だが、そんな調子じゃ足元をすくわれるかもな」 オレは龍園に忠告しておく。 「足元? Dクラスのことか? 鈴音は確かに良いオモチャだが、底は知れた」 「まあオレには関係のないことだ」 Dクラスにはそれなりに良い素材が集まっている。 あとはそれをどう味付けするも堀北や平田たちの腕にかかっている。 「おっと、噂をすれば何とやらだぜ」 目をやると、Dクラスの方から堀北が駆け寄ってきていた。 どう見ても怒ってるな……。 「ちょっと、綾小路くん。 どういうことか説明して」 「説明も何もない。 オレは2000万ポイントを学校側に支払ってAクラスへと移動した。 当然の権利を行使したまでだ。 メールにもそう書いてあっただろ」 「それは……」 堀北は言葉を詰まらせた。 論理的じゃないな。 ひょっとして知らない内に仲間意識でも持たれていたか。 最初の頃はそう誘導していた面もあるが、正直堀北がそこまで情に厚いタイプだとは思っていなかった。 「Dクラスを……Aクラスに上げてくれるんじゃなかったの」 「オレはただお前の手伝いをしていただけだ。 それに、オレはこの前の体育祭でお前たちがAクラスに上がる必要最低の条件は満たしたと判断した。 文句があるならこの学校のルールに則したやり方でオレを負かすんだな。 もっとも……」 龍園と堀北の顔を見比べる。 オレなら龍園がDクラスを舐め切っている今、このタイミングを見逃すことは絶対にない。 堀北、お前はどうする? 「もっとも、まずはCクラスを倒してからだろうけどな」 「……帰るわ」 堀北はオレから視線を逸らして教室へと戻っていった。 龍園たちもある程度満足したようでその場を後にする。 と、手元で振動が鳴った。 メールの着信か。 それに素早く目を通す。 差出人は坂柳。 『放課後、ケヤキモールのカフェでお茶でもどうでしょう』 オレはそれに短く「分かった」と返事して、葛城と共に教室へと戻った。 これが本来の意味でのお誘いなら飛び上がるほど嬉しいんだが、まあ期待するだけ損だろうな。

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【よう実11巻】感想・ネタバレ 夢見た綾小路VS坂柳の結果は!?|俺の人生二次元に捧げる!

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SSのページ SSのページ このサイトのメインのです。 大体下の方が新しいです。 ・最近はギャグ入っちゃってます。 ・別のページへ飛びます。 ・基本的に一話完結のつもりで続編チックにしたかったんですが最近は完全に続編になってます・・・。 咲耶、可憐、他 ・咲耶と可憐のほのらぶ話。 ・最初からギャグ入っちゃってます。 ・別のページに飛びます。 ヒナのひみつのハイスクールらぶ 番外編 雛子、亞里亞、他 (番外編) 衛、鞠絵、他 ・ひなあり高校生版のほのらぶ話。 ・亞里亞が亞里亞じゃない・・・(汗 ・オリキャラ(?)が結構登場します。 ・番外編『希望の翼』は『誕生日の夜に』の裏話 ・『誕生日の夜に』、『希望の翼』は八幡さんのリクエスト。 ・セリッツさんから頂いたイメージイラストは。 千影おねえたまの狂った日常 そのさん なかなおりのでゅえっと ・・ 千影、雛子、他 ・完全壊れギャグ千影暴走話。 ・「そのいち」、「そのに」は直月秋政さんのリクエスト。 ・「そのさん」は天城せつなさんからのリクエスト。 ・一応連載ではない。 ・大半のキャラ半壊のギャグもの。 ・セリッツさんのリクエスト。 ・朝枝鈴夏さんから頂いたイメージイラストは。 ぷろじぇくとsnowh・BD ・ 鈴凛、四葉、衛、他 ・2007年度白雪BDSS ・ズボラ3人組が織り成すギャグ話。 ・かなり珍しく三人称SS。 咲耶、四葉、鈴凛、鞠絵 ・2007年度鞠絵BDSS ・誕生日デートの様子を追った尾行ストーリー。 ・ほのぼのからばかに変わっていく話。 鈴凛主役、妹全員 ・「Fate」を元に、それ"っぽい"話を行なうバトルモノの連載。 ・サブキャラの活躍は特にないです(苦笑 ・別のページへ飛びます。 ・ジャンルはきっとほのぼのです。 みょんミア!2 妖夢、ルーミア、幽々子、霊夢 みょんミア!3 幽々子、ルーミア みょんミア!4 幽々子、妖夢、ルーミア みょんミア!5 妖夢、ルーミア、幽々子、霊夢 みょんミア!6 妖夢、ルーミア、幽々子、霊夢、チルノ みょんミア!7 妖夢、ルーミア、幽々子、レティ、文 みょんミア!8 妖夢、ルーミア、幽々子、美鈴、文 みょんミア!9 妖夢、ルーミア、幽々子、霊夢、紫、藍 みょんミア!10 NEW!! 妖夢、ルーミア、幽々子、永琳、鈴仙 小話みょんミア! 幽々子、妖夢、ルーミア ・みょんミア!シリーズの本編以外の小ネタを載せるシリーズ ・妖夢とルーミアがらぶらぶだってことだけ念頭に入れておけば本編を見ずに単品で楽しめる……はず。

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よう実11巻あらすじ 初めて出た退学者の衝撃冷めやらぬ中、1年最後の特別試験『選抜種目試験』がついに告知された。 内容は総合力が問われるもので各クラスは筆記試験、将棋、トランプ、野球等、勝てると思う種目を10種選抜。 本番では1クラスを相手に、ランダムに選択された7種の種目で争うというものだ。 また各クラスには1名司令塔が存在し、勝てば特別な報酬が得られるが負ければ退学となるらしい。 綾小路は自ら司令塔に立候補。 そして坂柳が望んだ通り、AクラスとCクラスとの試験対決が決定する。 「だが私は楽しみになったぞ綾小路。 これでやっと、おまえの実力を見られるんだからな」綾小路VS坂柳の激戦必至の一騎打ち始まる! 3月8日:特別試験発表 3月15日:10種目の確定 3月22日:選抜種目試験当日 各クラス10種の種目を選択。 参加人数と詳細なルールもクラスで考える。 それに加えて司令塔の介入の度合いも決めることができる。 選抜種目当日、選択した10種目の中から5種目まで絞り本命の種目とする。 対戦相手の本命種目を加えた10種目の内からランダムで7種目選ばれ対決する。 1種目勝つごとに対戦相手のクラスから30ポイント奪う。 7種目戦い勝ち越したクラス 4勝以上した には追加で100ポイント貰える。 いかに本命の種目を対戦クラスに悟らせず、フェイクの種目を本命だと思わせるかがカギとなります。 そしてポイントなのが各クラス一人だけなれる司令塔。 Aクラス VS Cクラス• Bクラス VS Dクラス に決まる。 綾小路はあらかじめBクラスの司令塔の一之瀬とDクラスの金田にBクラス VS Dクラスとなるようにお願いしていた。 Aクラスの坂柳も綾小路と対決するためにCクラスを確実に選ぶのでクジ引きをする前から決まっていた。 坂柳と綾小路が対決するのでこうなるのは明らかですね。 Aクラス VS Cクラスの行方 学力ではAクラスに勝ち目はないCクラス。 Cクラスが選んだ10個の種目は• バスケケット• テニス• タイピング技能• サッカー• ピアノ• じゃんけん と特にひねった種目はなかった。 スポーツ系が多い。 強いて言うとタイピング技能とじゃんけんが特殊。 一つ思うのはじゃんけんを選択したのはミスだったのでは? 勝つ確率は当然50パーセントの運だけの種目。 相手の手の動きを人間離れした動体視力と反射神経で予測して必ず勝つことができる能力があるなら別ですが。。 ただ高円寺ならやりかねない気もします笑 運だけの種目ゆえにAクラスにしてみれば対策する必要がない。 もっと技能を必要とする種目を挙げておいた方が相手の練習時間を奪え、多少優位になったと思う。 一方のAクラスが選択した10種の種目は• チェス• フラッシュ暗算• 現代文テスト• 社会テスト• バレーボール• 数学テスト• 英語テスト• 大繩とび• ドッジボール 運動系が多かったCクラスと違い頭脳勝負の種目が多い。 そして選抜試験当日、Cクラスが本命に選んだ種目は• バスケット• タイピング技能• テニス とスポーツ系ばかり。 一方のAクラスは• チェス• 英語テスト• 現代文テスト• 数学テスト• フラッシュ暗算 Cクラスとは対照に頭脳のみ。 順調に勝つCクラス 1回戦の種目はバスケット。 司令塔は1人だけ選手を入れ替えることが可能。 綾小路は須藤を温存する作戦にでる。 運動神経抜群の須藤なら卓球やテニスでも戦力となる。 できるなら須藤を温存してバスケで勝とうとする。 前半戦は11対10と1点差でCクラスリード。 綾小路は確実に勝ち星を得るために須藤を投入。 Aクラスの挑発にのってしまう須藤のはずが、1年間何もしてこなかったわけではない。 挑発に乱されず冷静に点を重ねていく。 そして1回戦のバスケはCクラスの勝利! 須藤もちゃんと成長していました。 これも学園の教育のおかけなのでしょう。 2回戦はタイピング技能。 博士の活躍によりCクラスが勝つ。 2戦目まででCクラスが2勝と調子がいいように思われたが。 逆転されるCクラス その後の英語テスト、数学テストはAクラスが勝利。 そして5戦目のフラッシュ暗算。 ここで綾小路は高円寺を投入。 11巻にしてそろそろやる気をだしてくれるのを期待していたが…はい、そうでしたか…一つも答えない。 フラッシュ暗算はCクラスの負け。 2勝3敗とあとがないCクラス。 6戦目は弓道。 明人のおかげでCクラスの勝利。 綾小路VS坂柳 そして7戦目はチェス。 ついに綾小路と坂柳の直接対決がくる!! チェスは司令塔が30分間指示することが可能。 種目のなかで一番司令塔の介入が許されている。 まさに坂柳が綾小路との対決を待ち望んでいたような展開。 Cクラスの指し手は綾小路が1週間みっちり鍛えた堀北。 Aクラスは橋本。 2人の対決はほぼ互角。 若干堀北優勢のまま進行。 坂柳、綾小路の二人が司令塔の関与を使用。 いよいよ2人の直接対決。 互いにミスが許されない接戦。 坂柳の「これで終わりです」。 あの綾小路が敗北するか!? と思うが綾小路も粘る。 決死の一手をうつも坂柳は更にその上の手を打つ。 そして綾小路 堀北 の投了。 3勝4敗でCクラスの敗北となった。 予想外の展開が続く まさかあの綾小路が負けるとは…思ってもいなかった。 坂柳が勝つと誰が予測していたのか? だが予想外の展開はまだ続く。 対決後に現れた月城理事代行。 「あの勝負、本来なら勝っていのは綾小路くんだったのですから」311P 本来綾小路が堀北に伝えた手ではなく、別の手が堀北に伝わった。 その結果綾小路が敗北した。 綾小路の手であれば負けていたのは坂柳のほうだった。 めちゃくちゃしらけた。 熱い対決していたと思っていたら月城の横槍のせいで台無し。 ほんまないわーー。 落胆する気持ちと同時に驚愕もした。 ここにきて 「司令塔からの指示方法は通話形式ではなく、チャットの文章を機械が自動で読み上げる仕組みを採用している。 文章を打ち、エンターを押せば出場者のインカムに送信される」60P の伏線が回収。 介入できる範囲内から逸脱したアドバイスを送るのを防ぐために読み上げシステムを使うもんだと思っていた。 読んでいるときは普通に納得したが、月城の介入のためでもあった。 通話であれば双方向の音声の通信のため偽造するのは不可能。 だから機械の読み上げにした。 これなら偽造は可能。 はじめから綾小路に勝ち目はなかった。 始まる前から綾小路の退学は決まっていたに等しい。 理事が不正をしていいのか?なものですが、証拠が見つからなければいい考えなのでしょう。 10巻でも綾小路に暴力をふるっていたのもありますし。 余計に月城が邪魔に思ってきました。 Bクラス VS Dクラス みんな仲良しの一之瀬率いるBクラスと濃いメンツが意外と揃っているDクラスの結果は 2勝5敗でDクラスの勝利。 Bクラスが敗北した理由は• 突然の司令塔の交代• Dクラスの種目選択• 体調不良• 情報の筒抜け の4つ。 Dクラスの司令塔は金田だと誰もが思っていた。 司令塔だけの説明には金田が来ておりプロテクトポイントをもっていることを考えれば当然金田しかありえない、はずだったのが 当日現れたのは龍園。 綾小路の敗北をきっかけに再び綾小路の再戦を望んでいた。 あとは見た目によらず仲間思いの龍園。 Dクラスの石崎や伊吹の頼みもあって司令塔に名乗り出た。 一之瀬は予期せぬ龍園の登場に動揺。 おそらく対決も龍園の巧みな挑発に動揺してしまったはず。 2つ目のDクラスの種目選択。 頭を使う種目では勝ち目がないと 見込んだ龍園が選択したのは力のみの勝負。 空手、テコンドー、剣道、レスリングなど。 勝ち抜き戦にすることで圧倒的な強さをもつ1人だけいれば勝てる。 3つ目が体調不良。 龍園は下剤を用意していた。 さすがに幼稚過ぎないか? と思ったが勝負に勝つためならなんでもする龍園ならやりかねないかもしれない。 軽井沢の件でも水かけていたのであり笑。 4つ目がBクラスの本命種目を事前に入手すること。 試験当日の前からBクラスの生徒につきまとったりちょっかいをかけておく。 そしてストレスを与えておき油断したところで携帯を盗み見て本命の種目を予め知っておく。 1つ目と2つ目の作戦は良かったが3つ目と4つ目がガバガバすぎだと思ったが。。 入学時と同じ並びになった。 Bクラスと新Cクラスとの差が50と縮まった。 BクラスがCに落ちる日も来るのでは。 これまでの試験の作戦・仕掛けが良すぎたために今回はあっと驚くことはなかった。 特にこれといった仕掛けもなく驚かされることもない試験だった。 綾小路に恋する女の子たち 11巻は試験 綾小路と坂柳の対決 というよりは恋がメインと思ってしまうほどだった。 色気づく一之瀬 特に良かったのが一之瀬。 9巻で綾小路に落ちてしまった一之瀬ちゃんが色気づいていた。 シトラス系の香水をつけたり綾小路を意識しちゃったり…かわいすぎじゃない? ホワイトデーの日、綾小路がロッカーにお返しをポストに入れているのを偶然見てしまった一之瀬。 お互い戸惑っているのも初々しいですね~。 あわわわしている一之瀬もいい!! 一つ気になるのが自分以外のポストにもお返しを入れていたのを見て一之瀬はどう思ったのか?今後の一之瀬が楽しみです。 フラグがたった堀北 あとは堀北。 多くの人が堀北はヒロインとして見てないはず。 ただの隣人で今後クラスを引っ張て行くリーダーくらいに捉えていた。 が、あれ??急にヒロインっぽくなっている。。 自分の部屋に綾小路を呼び出して手料理を振舞っている。 もちろん協力してもらうための罠ですが、手料理である必要はあったのか?ものでも良かったはず。 そして堀北兄と橘書記のフラグ。 「だ、ダメですよ。 そういうのはフラグになっちゃったりするんですから」156P とはいや、綾小路と堀北がそういう関係にはなりそうにないでしょ笑 綾小路が軽井沢に渡したプレゼントは!? そしてそして、わざわざサムネイルにまで描いた軽井沢。 3月8日は軽井沢恵の誕生日。 綾小路がどんなものをプレゼントするのかワクワクしていた。。。 自分の部屋に呼ぶもお互い誕生日については触れない。 軽井沢自身から言うのもなんか違う。 綾小路はあえて軽井沢の誕生日を知らない振りをしていたのか、最後の最後まで誕生日について触れない。 しかも軽井沢をからかうような言動も。 もしかして軽井沢のことが気になっているのか?とちょっと思ってしまう。 で肝心の中身はハート型のネックレス。 おいっ!!ツッコミたくなるわ。 さすがに付き合っていない女子のプレゼントにネックレスは。。 しかも2万て。 高校1年生にとってはかなりの大金じゃん。 色々と文句言いながらも嬉しそうにしている軽井沢を見ているだけでこっちもにやけてしまう笑 世間知らずが露見した誕生日となった。 今後綾小路からもらったネックレスを付ける軽井沢の様子も気になる。。 池と篠原はまあどうでもいいので触れない。 というか愛理が空気すぎるのが不憫でしょうがない。 完全に軽井沢と一之瀬に流れたので人気的に触れられそうにないかな。。 やっと伝えられた坂柳 あとは坂柳も。 10巻までの坂柳の印象は良くなかった。 綾小路と対決したいがその理由ははっきりしていない。 が、今回読んで印象ががらりと変わった。 坂柳の独白で 「ご安心ください。 私が、それを打ち砕いてみせます。 天才とは教育で決まるものではなく、生まれた瞬間に決まっているものだと、証明してみせます。 16P」 ホワイトハウスが人工で凡才を天才に育てあげるのに対して、坂柳は天才のDNAを引き継いだ生まれつきの天才。 教育で天才は生まれない!! と証明するためにホワイトハウスの最高傑作である綾小路に勝負を挑んだ。 でも坂柳の本当の狙いは違った。 小さいころにガラス越しに出会った綾小路を見て彼に勝つことでその呪縛を解いてあげる、そのためにチェスを学び始めた。 そう思うと坂柳のやさしさに心が揺れる。 そして寝起きの坂柳の挿絵を見てしまった日にはコロッと落ちてしまいそう。 Aクラスで慕われるだけありますわ。 橋本が姫と呼ぶ理由も納得。 ただただいい奴やん。 復活平田君!! 綾小路と女の子の関係も見どころが多かったが、平田君がどう立ち直るのか? 気が気でなかった。 11巻のなかで一番の見どころだった。 中学の頃友達がいじめられたのに傍観しているだけ。 そしてその子は飛び降り自殺した。 しかもその後もいじめは続いた。 だから平田は恐怖で支配した。 最終的に学年を崩壊させてしまった。 山内がターゲットになり攻撃されるのが許されなかった。 平田は誰も傷つかないクラスを望んでいた。 周りからもクラスをまとめてくれる平田君というイメージができあがった。 だが平田にはクラス全員を守るほどの覚悟も能力もなかった。 平田の重責を取り除いてくれた綾小路。 そして平田が見せる男の涙。 そして2人揃ってベンチに座る挿絵。 グッときた!! 翌日は明るい平田の姿が見れてほっとした。 2年生からはぜひ堀北と平田2人のリーダーで新Dクラスを引っ張ってほしい!頑張れ平田!! まとめ 試験は正直期待外れだった。 が、綾小路の周囲の人間関係の描写が良かった。 綾小路が気になる女の子たちにニヤニヤしっぱなしだった。 最後の坂柳と2人で歩いている挿絵は2人の天才が並び立つようで何度見ても飽きない。 2人に学園を引っ張っていってほしい。 そして龍園の復活もかっこよかった!! これまでのよう実はクラス対抗で互いに蹴落としながらAクラスを目指す風に捉えていたが、今回の綾小路と坂柳の関係をみて競い合いながら成長しているように思えた。 特に龍園の綾小路との再戦を望んで復活したのも。 この学園の目的はいまだ分からない点も多い。 ただ須藤や平田、軽井沢、堀北の成長が非常に感じられた。 綾小路と坂柳の直接対決を予想していただけに月城理事代行の介入は面白くなかった。 次は休憩となる11. 恋する女の子たちでも見て癒されたいものです。 個人的に一番印象に残ったのは綾小路が平田を落としたところですね。 綾小路がクラスの中核を着実に手中におさめて来ていますね笑 平田が立ち直るかどうかは周りの努力次第。 周りが平田を慰めることによってどんどん追い詰めていく中で満を辞して綾小路が決定的な一手を打つ。 恐らく平田が弱音を吐けれる唯一の人になったのではないでしょうか。 目立たないように、かつ一番美味しいところを持っていく…痺れました笑 これによって綾小路が裏でクラスを操るのための基盤が大分整ったのではないでしょうか。 2年から始まるであろう月城との対決に備えて着実に手を進めていますね。 2年から月城が本格的に関与してくるのでどうなるか楽しみですが、春休み編も楽しみですね笑 恋の進展やら龍園に完敗した一ノ瀬さんの反応とかいろいろ楽しみです笑 拙い文章失礼しました。

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